ツン幼馴染「はぁ?」男「いや、だから…」

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:50:50 ID:AVUjmvTk (1/63)

ツン幼「ちょっと!変な勘違いしないでよねっ!」

ツン幼「おばさんに頼まれて、しかたなくなんだからねっ!」フン

「わかってるから…」

「そんなに睨まないでよ、怖いなぁ」

(ちょっとお礼言ったくらいで…)

(そんなに罵倒しなくても…)ハァ

元スレッド情報
ツン幼馴染「はぁ?」男「いや、だから…」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1339339850/
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:51:34 ID:AVUjmvTk (2/63)

ツン幼「ちょっと!今、もの凄く失礼な事考えてたでしょう!」

「そ、そんな事ないよ!」アセアセ

ツン幼「じゃあ、今のため息は何よ!」フン

「なんでもないよ、ツン幼」

「ちょっとした深呼吸だよ」ハハハ

ツン幼「何笑ってるのよ。さっさとご飯食べちゃってよ」

ツン幼「後片付けする身にもなってよねっ」フン

「ハイハイ…」

ツン幼「ハイは一回で良いから!」フン

3 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:52:18 ID:AVUjmvTk (3/63)

ツン幼「さっさと準備して!私まで遅刻しちゃうじゃない!」フン

「いや、先に行っててくれてかまわないからさ…」

ツン幼「そんな事して、アナタが2度寝するかもしれないじゃない」

ツン幼「おばさんから引き受けたのは私だから、最後まで責任持つわよっ」フン

「…ありがとう。すぐ準備してくるよ」タッタッタ

ツン幼「…」ハァ

4 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:53:28 ID:AVUjmvTk (4/63)

「…」テクテク

ツン幼「…」テクテク

「なぁ、昨日のドラマ見た?」

ツン幼「何?ドラマ見てる暇とかあるの?」

ツン幼「へぇー。ずいぶんと余裕なのね」

ツン幼「それじゃあ、今度のテストは手助け要らないわよね」フン

5 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:54:45 ID:AVUjmvTk (5/63)

「…いやあ、俺頭悪いから、ツン幼に教えてもらわないと…」

ツン幼「…まぁ、お隣さんが留年なんてしたら恥ずかしいし」

ツン幼「おばさんにも悪いから、仕方なく教えてあげるわよ」フン

「いつも助かります。ありがとうね、ツン幼」ニコ

ツン幼「別に礼なんていらないわよ。バカね」フン

(この朝のやりとりも、随分長い事続けてるよなぁ…)

6 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:55:31 ID:AVUjmvTk (6/63)

「おはよーっす、お二人さん」

「おはよう、友」

「おはよう、友君」

「今日も夫婦仲良くご登校かー。羨ましいぜー」ハハハ

ツン幼「友君、勘違いされては困るんだけど」

ツン幼「私はこの男と、夫婦でも恋仲でも何でもないんだから」

ツン幼「勘違いしないでよねっ」フン

7 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:56:43 ID:AVUjmvTk (7/63)

「お、おぉ。今日も全開だな、ツン幼節」ハハハ

ツン幼「何よ、ツン幼節って。意味がわからないわ」フン

「ツン幼は相変わらずツンデレだなぁ」ハハハ

ツン幼「…ツンデレって何よ?」

「え?普段はツンツンして、素直になれないけど」

「好きな人の前ではデレデレするのがツンデレだよ」キリッ

8 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:57:58 ID:AVUjmvTk (8/63)

ツン幼「…言っておくけれども」ハァ

ツン幼「私はこの男の事を好きでも何でもないし!」

ツン幼「ツンツンもしてない!」

ツン幼「いつも素直だし」

「この男の前でデレデレなんてした事はないわよ!」カッ!

「お、おう…そうか?」

9 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:58:38 ID:AVUjmvTk (9/63)

「まぁまぁ、2人とも」

「ちょっと急がないと、結構ギリギリだよ」

ツン幼「遅刻したらアナタのせいだからね?わかってるわよね?」タッタッタ

「…急ぐか」タッタッタ

「うん」タッタッタ

10 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/10 23:59:28 ID:AVUjmvTk (10/63)

「ん?下駄箱に何か入ってる…」

「おぉ!?それは…」

「それは今や絶滅危惧種、レッドリスト入りしていると噂の…」

「ラヴレターでは!?」

ツン幼「!」

「ヴって、変な発音」ハハハ

11 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:00:11 ID:tgfTku7o (11/63)

「誰からだ?誰からだ?」

「いや、封筒には書いてないな」ペラッ

「いいだろ!今、開けちゃえよ!誰からだ?」

「いや、まだ読んでないからわかんないし」

「読んだとしても、普通にプライバシ-の侵害だから言わないけど」

ツン幼「…」フン

13 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:01:17 ID:tgfTku7o (12/63)

「さて、昼休みなんだが?」

「何だが?って言われても…何?」

「さっきのラヴレター読んだんだろ?」

「うん。読んだよ」

「え?マジでラブレターだったの?」

「えっと、まぁ…一応ね」チラ

ツン幼「!」プイッ

14 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:02:18 ID:tgfTku7o (13/63)

「相手誰だよ!」ガタッ

「それは言えませーん」プイッ

「…何て書いてあったんだよ」ワクワク

「まぁ、好きですって書いてあったよ」

ツン幼「!!!!!」

「え?イタズラじゃねぇの?」

「まぁ、そうかもしれないけどさ」

15 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:03:16 ID:tgfTku7o (14/63)

「とりあえず、メールアドレス書いてあってさ」

「会って話ししたいって書いてあったからさ」

「とりあえずメールしてみるよ」

「…おう」

ツン幼「…」ジーーーーーーーーーーーーー

(この殺気に気付いてないんだろうか…)

16 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:04:14 ID:tgfTku7o (15/63)

「…」カチカチカチカチピッ

「お前、凄いな」ハァ

「ん?何が?」

「いや、何でもないぜ…」

ピロリンロン

「おっと、返信早いな」ピッ

「…」

17 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:04:53 ID:tgfTku7o (16/63)

「なんだって?」

「放課後、直接会って話したいって」チラッ

ツン幼「…」ギロッ

「お前、行くのか?」

「うん、まぁ行くよ」

(この、睨まれただけで、石になりそうな視線を感じてないのか…)

ツン幼「…」ジーーーーーーーー

18 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:05:46 ID:tgfTku7o (17/63)

ガチャバタン

「こんにちは、女さん」ニコッ

「来てくれてありがとうございます、男先輩」

「去年の文化祭以来だよね、ちゃんと話すのは」

「そうですね。久しぶりですよねっ」フフッ

19 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:06:50 ID:tgfTku7o (18/63)

「で、来たんだけどさ」

「はい」

「まぁ、言いたい事はわかってるんだけどもさ」

「はい」

「女さんなら、俺が何て答えるか」

「…解ってると思うんだけど、どうかな?」

20 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:07:40 ID:tgfTku7o (19/63)

「はい」グスッ

「で、でも…」グスグスッ

「わ、私…どうしても、き、気持ちつた、伝えたくて…」グスッ

「うん」

「わた、わたし…せんぱいのこと、好きで…、好きで…」グスグスッ

「わたしと、おつ、おつきやい、おつきあい…して、ください…」グスッ

「…ごめんね」

22 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:09:14 ID:tgfTku7o (20/63)

「どうしてですか?ツン幼先輩の事が、そんなに好きなんですか?」

「うん。どうしようもないくらい好きなんだ」

「ツン幼先輩は、い、いつも男先輩の事を…」

「悪く言うし、態度も悪いし…」

「そ、そんな人の…ど、どこが良いんですか?」グスッ

23 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:10:08 ID:tgfTku7o (21/63)

「彼女の態度が悪くなるのはね」

「俺に関する事だけなんだ」

「それは、彼女が俺の事を…」

「特別な存在って感じてくれてるからだと思うんだ」

「だからかなー」

「俺はそんなツン幼の事が好きなんだよ」

24 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:11:03 ID:tgfTku7o (22/63)

「それは!」

「男先輩の事が大嫌いって事なのかも知れないじゃないですか!」

「そうだね」

「そうだねって…男先輩はそれでいいんですか?」

「今はこのままで良いかなと思ってるよ」

「そ、そんなの男先輩が報われないじゃないですか!」

25 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:11:42 ID:tgfTku7o (23/63)

「いいんだよ、それで」

「片想いでもいいんだ」

「俺がツン幼の事が好きって事実はさ」

「無かった事にしては、してはいけない、と思ってさ」ニコ

「…そんな顔されたら、私はもう何も言えないじゃないですか…」グスッ

26 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:13:06 ID:tgfTku7o (24/63)

「ごめんね、女さん」

「あやまらないでください!」

「そんな事されたら、私が惨めじゃないですか!」グスッ

「…女さん、こんな俺を好きになってくれて、ありがとう」ニコ

「…最後に一つだけ、お願い聞いてもらえないですか?」

「聞ける事なら、何でも」ニコ

27 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:13:46 ID:tgfTku7o (25/63)

「…せ、せんぱいの、お、男さんの…」

「男先輩の胸の中で、泣かせてください…」グスッ

「…いいよ、こんな薄っぺらな胸でよければ」

「…」ダキッ

「…」

「うぐっ…」ギュッ

「うぅ…うぁぁーーーーーーーーん」ゴウキュウ

「…」ナデナデ

28 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:14:29 ID:tgfTku7o (26/63)

「…それじゃ、俺、先に帰るね」

「…ツン幼先輩に振られたら、私の所に来て下さいね?」

「いつでも…待ってますから」フフ

「…考えておくよ」ハハ

ガチャバタン

「…はぁあ~。やっぱり…かぁ」

「わかってたけど、悔しいなぁ…」グスッ

「ツン幼先輩、男先輩の事、どう思ってるんだろ…」

「…きっと…」グスッ

29 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:15:12 ID:tgfTku7o (27/63)

「…結構遅くなっちゃったなぁ」テクテク

「まぁ、父ちゃんも母ちゃんも出張中で」テクテク

「家に誰も居ないから、別に遅くなっても問題ないか」テクテク

「ん?」ピタッ

(家の前に…誰か居る?)

30 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:15:52 ID:tgfTku7o (28/63)

ツン幼「あっ!」

「なぁんだ、ツン幼か」ホッ

「どうしたの、こんな時間に?」

ツン幼「遅かったわね…」

「うん、ちょっとね」ハハハ

ツン幼「何がちょっとなのよ、意味がわからないわ」フン

「ちょっとはちょっとだよ。ちょっと用事があって、遅くなっただけだよ」

31 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:16:46 ID:tgfTku7o (29/63)

ツン幼「…晩御飯は食べたの?」

「いや、食べてないよ」

「今、帰ってきたんだしね」ハハ

ツン幼「…知ってるわよ」ボソ

「ん?何?」

32 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:17:27 ID:tgfTku7o (30/63)

ツン幼「さっさと家に入りなさい。晩御飯の支度が出来ないでしょう」フン

「あぁ、作ってくれるんだね」

「ありがとう、ツン幼」ニコ

ツン幼「勘違いしないでって、今朝も言ったでしょう?」

ツン幼「本当にアナタは鳥頭ね。私はおばさんに頼まれて…」

「わかったから、家に入ろうよ。ちょっと肌寒いしさ」

ツン幼「…」プイッ

33 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:18:51 ID:tgfTku7o (31/63)

「ごちそうさまでした!」

ツン幼「…お粗末様でした」

「お粗末じゃないけどな!」ハハハ

ツン幼「お世辞とか止めてよ、気色悪い」フン

「お世辞じゃないよ、ツン幼」

「料理上手になったよなぁ」

34 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:19:46 ID:tgfTku7o (32/63)

ツン幼「褒めても何も出ないから、止めて」プイッ

「照れちゃって」ハハハ

ツン幼「照れてない!断じて照れてなどいない!」ガタッ

「落ち着いて、ツン幼」

「あ、そうだ。アイス食べる?昨日買っておいたんだ」

ツン幼「…頂くわ」

35 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:21:02 ID:tgfTku7o (33/63)

「それじゃ、これ」コトッ

ツン幼「ラムレーズン…」

「好きだよね?ラムレーズン」ニコ

ツン幼「えぇ、好きよ、ラムレーズン」

ツン幼「どうもありがとう、男」

「いえいえ。いつも色々ありがとうね、ツン幼」ペコッ

36 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:22:00 ID:tgfTku7o (34/63)

ツン幼「…こんなアイスくらいでご機嫌伺い?安く見られた物ね」フン

「小さな事からコツコツとやるタイプなものでね」ハハハ

ツン幼「そんな事知ってるわよ。何年一緒に居ると思ってるの?」フン

「…そうだね」

37 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:23:01 ID:tgfTku7o (35/63)

「何年も一緒に居るから、お互いの事、色々知ってるよね」

ツン幼「そうかしら?アナタは私の何を知っているって言うつもり?」

「…何で泣いてたの?」

ツン幼「!!!!」

「目、凄い事になってるよ」

「真っ赤だよ。ビーム出そう」ハハハ

38 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:23:43 ID:tgfTku7o (36/63)

ツン幼「…泣いてないっていっても…」

「嘘だってわかっちゃうよ。何年も一緒に居るもんね」ニコ

「ずっと家の前で待ってたんでしょ?泣きながら…」

39 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:24:35 ID:tgfTku7o (37/63)

ツン幼「…誰からの手紙だったの?」

「女さんからだったよ」

ツン幼「…友君には答えなかったのに、私には即答するのね」

「ツン幼には、正直に言いたいからさ」

ツン幼「そう。女さんね。可愛い子よね」

「そうだね、可愛い子だね」

40 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:25:39 ID:tgfTku7o (38/63)

ツン幼「で、何て返事してきたの?」

「断ったよ」

ツン幼「!」

「女さんには悪い事したなと思うけど」

「オレ、好きな人居るしね」ニコ

ツン幼「そ、そうなの…へぇ」フン

41 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:27:05 ID:tgfTku7o (39/63)

ツン幼「来年受験のくせに、成績悪いアナタが」

ツン幼「色恋沙汰なんて、2年早いんじゃないかしら」フン

「そうだなー。2年早いなー」

「でもなー」

「好きな相手が泣いちゃうようなら」

「2年くらいフライングしても良いかなーと思うんだけど」

「どう思う?ツン幼」

ツン幼「!」

42 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:29:10 ID:tgfTku7o (40/63)

ツン幼「ア、アナタ、あ、あの約束の事…」

「もちろん覚えてるよ」ニコ

ツン幼「!!!」

「あと2年だけどさー」

「好きな人には泣いて欲しくないからさー」

「ツン幼がどんなにオレの事悪く言ってもさ」

「はたから見て、悪い態度とってもさ」

「元気ならそれで良いんだよ」

ツン幼「…」

43 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:30:04 ID:tgfTku7o (41/63)

「でもさー」

「泣いちゃったり、落ち込んじゃったら、イヤだなぁ」

「だからさー」

「ツン幼さん、ずっとアナタの事が好きでした!」

ツン幼「!!!!!!!」

「結婚を前提にオレとお付き合いしてください」ペコッ

44 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:31:16 ID:tgfTku7o (42/63)

ツン幼「わた、わた…しは…やくそくのひとつも」

ツン幼「ま、守れないよ、ようなおとことは…」プルプル

ツン幼「お付き合いなんて…できないわ」プイッ

「ツン幼、もう良いから」ガシッ

ツン幼「ちょ、ちょっと!」ジタバタ

「ツン幼が不幸せになるような約束ならさ」ギュッ

「破っちゃっても良いだろ?」ギュウッ

ツン幼「…」

45 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:32:43 ID:tgfTku7o (43/63)

ツン幼「本当に、良いの?私で」

「昔も今もこれからも、ずっとツン幼の事が好きだよ」

ツン幼「じゃあ、もう、アナタに冷たくしなくても良いの?」

「ツン幼の好きなようにしたらいいよ」ニコ

「今までみたいにツンケンしてもいいし」

「昔みたいにニコニコしててもいいしね」

ツン幼「わ、私は…」

「うん」

46 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:34:07 ID:tgfTku7o (44/63)

「おっはよー、お二人さん」

「おはよう、友」

デレ幼「おはよう、友君」ニコ

「えっ?」

「えっ?」

デレ幼「えっ?」

48 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:36:39 ID:tgfTku7o (45/63)

「ちょっと、どういう事?」

「何が?」

「だって、ツン幼さんが…え、笑顔で…挨拶を!?」

デレ幼「私だって、笑顔で挨拶くらい出来るわよ」

「そうだぞ、友。デレ幼はやれば出来る子なんだ」

デレ幼「男も大概失礼よ?もう」ウフフ

49 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:37:42 ID:tgfTku7o (46/63)

「なっ…何があった?」

「昨日と全然違うじゃん!」アワワ

「ツン幼さんのツン成分が、無くなって…」

「超デレてるじゃん!」

50 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:38:46 ID:tgfTku7o (47/63)

デレ幼「友君、勘違いしないで欲しいのだけど」

デレ幼「私はもともとツンツンなんてしていません」

デレ幼「いつも自分に素直です」

デレ幼「男の事を本当に愛しているし、片時も離れたくないだけなの」

デレ幼「決してデレてなどいないわ」ニコニコ

「世間ではそういうのを、デレてるって言うんだよ!」

51 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:39:31 ID:tgfTku7o (48/63)

「まぁまぁ、2人とも」

「ちょっと急がないと、結構ギリギリだよ」

デレ幼「男、行こっ!」ギュッ

「うん!」タッタッタ

「おいっ!腕組むとか!ちょっと!説明しろ、男!」タッタッタ

52 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:40:29 ID:tgfTku7o (49/63)

「という訳で」

「どういう訳で?」

「昼休みなんだけど…」

「そうだな」

「何でツン幼さんが一緒にお昼食べる事になってるの?」

「いつも俺と男の2人で」

「卑猥な話しとかしながらの、優雅なランチタイムだったじゃん?」

53 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:41:11 ID:tgfTku7o (50/63)

「いいじゃんか、一緒に食べても。な?」

デレ幼「そうよ、友君。何?私邪魔かしら?」

「いや、邪魔じゃないけどさ…」

「ていうか、そのいかにも『手作り』な弁当はなんだ!」

「おう、良い質問ですね、友君」

「これ、デレ幼の手作りなんだぜ?美味そうだろ?」ハハハ

デレ幼「も、もう。あんまり大きな声で言わないでよ、男ったら」ウフフ

54 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:42:20 ID:tgfTku7o (51/63)

「おい!おい!」クワッ

「なんで今、2回言ったの?」

「強調したかったから2回言った!」

「どういう事なんだよ!はよ説明しろ!」

「説明って言ってもなぁ…何て言うか…」

デレ幼「簡単な事でしょう?」

「デレ幼とオレが、結婚を前提にお付き合いする事になりました…とか?」

55 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:43:29 ID:tgfTku7o (52/63)

「…」

「はああああああああ?け、結婚んんんんんん?」ガタッ

「友、うるさい」

デレ幼「友君、声大きいわよ」

クラス一同「ザワザワ」

56 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:44:14 ID:tgfTku7o (53/63)

「昨日までのツン幼ちゃんとは180度キャラが違うんですけど」

「何があったら、そんな…結婚とかって話しになるんスか?」

「別に隠す事じゃないから言うけどさー」

「俺とデレ幼、昔ある約束をしたんだよ」

「約束?」

57 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:45:10 ID:tgfTku7o (54/63)

「18歳、オレが結婚出来る年齢になるまで」

「ベタベタしない…ってな」

「ベタベタ?」

「まぁ、友とは中学で一緒になったから知らないと思うけど」

「小学生の頃のデレ幼はさ…」

デレ幼「そうね。男にベッタリだったわね」テレッ

「先生に注意されるくらいね」ハハ

「マジか…」

58 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:47:46 ID:tgfTku7o (55/63)

「で、ある日、先生に呼び出されてさ」

「『男の子と女の子が、そんなにベタベタしてちゃいけません』ってな」

「怒られちゃったわけよ」

「それでさ、2人で約束したわけだ」

デレ幼「若さ故の過ちよね、まったく」ハァ

59 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:49:15 ID:tgfTku7o (56/63)

デレ幼「それで、ベタベタしないって決めたのは良いのだけれど」

デレ幼「逆に、男にどう接して良いのかわからなくなって」

「ツンケンした態度って所に着地したって訳だ」ハハ

デレ幼「そうでもしないと、また男にベッタリしそうだったから…」カァ

(赤くなってうつむくツン幼さん、可愛い…)ポー

60 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:50:41 ID:tgfTku7o (57/63)

「て、言うか!」

「想像もつかねーよ」

「何が?」

「だって初めて会った時から、ツン幼ちゃんは…」

「男に対してだけ、めっちゃ辛辣だったじゃん」

「まぁ、そうだったなー」

61 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:52:58 ID:tgfTku7o (58/63)

「男の事が嫌いなのかなと思ったけど」

「登下校は毎日一緒にしてたし」

「本当に嫌いな相手なら、そもそも話しもしないだろうから…」

「そうだなー」

「だから、ツン幼ちゃんはツンデレだと思ってたよ…」

62 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:54:36 ID:tgfTku7o (59/63)

デレ幼「ちょっと言わせてもらうけど、友君」キッ

「は、はい。なんでしょうっ」ビクッ

デレ幼「私はツンデレではないわ。断じて」

デレ幼「ツンツンとデレデレが同居した事は一度もないわ!」

63 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:55:44 ID:tgfTku7o (60/63)

「ずっと俺にベタ惚れなだけだよなー?」ニコ

ツン幼「はぁ?」

「いや、だから…」

「デレ幼、またツン成分が出てきてるぞ」ハハ

デレ幼「あぅ…」カァッ

「」

64 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:56:37 ID:tgfTku7o (61/63)

「はい、説明終わり!ご飯食べようぜ!」

デレ幼「男、はい、あーん」カァ

「おう、ありがと、デレ幼」モグモグ

デレ幼「どう?美味しい?」

「おう、昨日も言ったけどさ、デレ幼、料理の腕上げたよなー」

デレ幼「い、いつでも嫁げるように、は、花嫁修業…」カァァ

「ありがとなー」ナデナデ

デレ幼「あ、あぅ」マッカッカ

「」

65 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:57:15 ID:tgfTku7o (62/63)

「じゃあ、次はオレがデレ幼に。はい、あーん」

デレ幼「あ、ありがと」パクッ

「可愛い彼女に、手作り弁当」

「幸せな午後のひとときだなぁ」ハハハ

デレ幼「も、もう!あんまり可愛いとか言わないで…」マッカッカ

「」

66 : 以下、名無しが深夜にお送りします[sage] : 2012/06/11 00:58:36 ID:tgfTku7o (63/63)

「どうした、友。食べないのか?焼きそばパン」

「バ…シロ」ボソ

「なんて?」

「バカップル、爆発しろ!!!!!!!!!!」ガーーーーーーーーーー

クラス一同「友、うるさい!」


おわり

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